2023年8月31日
イラスト依頼初めての方必見!おすすめサイト8選+依頼準備を解説
個人クリエイターまたはSNSで活動される方は 「SNSや配信に用いるオリジナルのイラストやアイコンが欲しい」と考えることがあるでしょう。 しかし、イラストを初めて誰かに依頼する場合、進め方に迷ったり、不安を感じたりすることも多いのではないでしょうか。
依頼が不慣れだと、予算オーバーや想定外のトラブルに遭遇する可能性もあります。 この記事では、初めてイラストを個人で依頼する方に向けて、おすすめの依頼サイトと注意点をご紹介します。
初めての依頼は「イラスト依頼サイト」がおすすめ
イラストを依頼したいと思ったとき、X(旧:Twitter)やInstagramなどのSNSから直接イラストレーターにDMを送るか、イラスト依頼サービスサイトを介して依頼するかの、どちらかを使うと思われます。
しかし、直接DMを送るやり取りは、仲介サイトが間に入らないため、予想外のトラブルが起こる可能性があります。 例えば、前払いをしても納品されない、送金時に個人情報が漏れるといったトラブルです。
更に、支払いを銀行振込で行う場合、氏名や口座番号などの個人情報が相手に伝わる点にも不安を感じるポイントです。 また、個人間送金サービスとしてPayPayがよく知られていますが、PayPayは商用目的の使用が禁じられています。 そのため、イラスト依頼の報酬を送金することは、利用規約違反にあたる可能性があります。
このようなトラブルやリスクを避けたい場合に、イラスト依頼サイトを活用している方が多いです。 イラスト依頼サイトを利用するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
- 支払いがシステム化されている
支払い方法がしっかりとシステム化されているイラスト依頼サイトを選べば、金銭トラブルのリスクが低くなります。
- 価格の透明性
多くのイラスト依頼サイトには、様々なプランが用意されており、その中から予算やニーズに合ったものを選ぶことができます。
- イラストレーターの実績・レビューが確認可能
イラストレーターの過去の実績やレビューがある場合が多く、それらを確認してから依頼をすることができます。
初めて依頼する際にはこのような点でサイトを見ていくと、安心かつスムーズに進めやすいでしょう。
初めての方でも使いやすいイラスト依頼サイト8選
以下に、初めての方でも安心して利用できるイラスト依頼サイトを8つご紹介いたします。
※1 クライアントにかかる手数料であり、クリエイターが報酬を受け取る際は手数料が発生する場合がございます。
※2 2023年8月時点の情報です。
1.ココナラ
ココナラは日本最大級のスキルマーケットとして知られています。
イラスト分野では、8万1,000人以上(2023年8月時点)もの出品者が活動しており、SNSアイコンからLINEスタンプやNFTアートまで、多彩なジャンルの依頼ができます。
予算や納期を指定して「公開依頼」をすると、イラストレーターからそれに応じた提案を受け取れます。 専用アプリもあり、スマホでのコミュニケーションがスムーズです。
ただし、一回の支払い価格に「手数料5.5%」が別途かかる点は留意が必要です。
サービスの特徴
- 登録者数が81,663人と非常に多く、ジャンルが多彩。(イラストレーター/絵師/漫画家カテゴリ)
- クーポンが発行されることがあり、タイミングによって割安で依頼できる
- アイコンは1,500円~と、他サイトに比べ最低依頼料金は高め
2.SKIMA(スキマ)
SKIMAは、クリエイターが自由に働けるよう支援するスキルシェアサービスです。 「コミッション」で直接イラストやデザインを依頼したり、「リクエスト」で希望する内容を掲示してクリエイターからの提案を受け付けたりできます。 さらに「Adopt(アドプト)」というクリエイターが独自に制作したキャラクターを買えるサービスもあります。 メッセージ機能を使えば、購入前に気になるクリエイターと無料で相談することもできます。 報酬にチップを上乗せできる機能も備わっているため、クリエイターへの感謝や評価を形で示せるのも、嬉しいポイントです。
サービスの特徴
- 総出品数の約9割がイラストカテゴリからの出品で、他のクラウドソーシングサービスと比べてイラストに特化している
- アニメ系の絵が多い
- キャラ販売(Adopt)を日本初導入
3.スケブ(Skeb)
Skebは、クリエイターを金銭的に支援すると、お礼の品(希望に沿ったイラストやボイス)が送られる、ふるさと納税のような仕組みを目指したサービスです。
他サイトと異なるのは、Skebで作られた作品は、イラストレーターがクライアントの許可なしにSNSや同人誌で公開できることです。 また、著作権はイラストレーターが保持すると規定されています。
最初のリクエスト後は打ち合わせや修正が不可で、一度のリクエストで手続きが完了するとてもシンプルな仕組みです。 料金は投げ銭スタイルで、クリエイターが設定した最低金額以上なら自由に設定できます。なお、サイト依頼時の手数料は無料です。
サービスの特徴
- 最初のリクエスト以降、打ち合わせや修正はしないシンプルな仕組み。著作権もイラストレーターが保持する。
- 投げ銭スタイルのため、料金は自分次第。手数料無料。
- 描いてもらったイラストは、個人観賞とSNSのアイコン画像に限って利用可能
4.プロンプトン
プロンプトンは、AI技術を活用してユーザーの要望に合わせたオリジナルのイラストを生成する依頼サイトです。 希望するイラストの詳細を記入して送信するだけで、依頼ができます。 打ち合わせや修正は不可ですが、機能がシンプルで打ち合わせの手間を省けるメリットがあります。 500円~と低価格からの依頼ができ、無償(無料)でのリクエストもできます。 低予算で高品質なイラストを求める場合や、細部をイラストレーターにお任せしたい場合におすすめです。
サービスの特徴
- AI技術を活用した高品質なイラストが手に入る
- 低価格から依頼OK!無償(無料)リクエストもあり
- プラン毎に「著作権の譲渡」「商用利用OK」などが明示されていてわかりやすい
5.つなぐ
「つなぐ」は2021年にリリースされた、個人間の直接取引を安全にサポートする決済サービスです。 企業ではなく個人が運営するサービスで、「クリエイターを守る日本一低手数料のクラウドソーシング」をアピールしています。 なお、「日本一手数料が低い」というのは、依頼者側ではなくクリエイター側に適用される手数料のことです。 つなぐでは2.8%~5.5%(税込)他サービスと比べ低く設定されています。
サービスの特徴
- 販売者の今後の活動を応援する「卵機能」があり、販売者の評価・SNSでの紹介を条件に、500円で購入できる
- メッセージの使い心地を確認できるテストアカウントが用意されている
- 納品データは定期的に削除されるため、保存が必要
6.スキロッツ(Skillots)
スキロッツは、デザイン注文サイトを前身とする、18年の歴史のあるクラウドソーシングサイトです。 プロやセミプロのイラストレーターが多く在籍しており、イラストのクオリティを重視する方に特におすすめです。 イラストを依頼する際の手数料は無料です。
登録されている全ての人材は審査を経ており、スキルやコミュニケーション能力が独自の基準で評価されているため、クリエイターを選びやすいのもメリットです。
トレーニングを受けた専門のスタッフチームのサポートがあり、メールや問い合わせフォームで無償サポートが受けられます。
サービスの特徴
- そのとき依頼可能なスペシャリストのみを検索・見積募集対象としており、クリエイターを探す手間が省ける
- 登録されている全ての人材が審査済みのため、安心して選べる
- トレーニングを受けた専門スタッフによる無償サポートが受けられる
7.ランサーズ
ランサーズは、フリーランスや副業人材などの経験豊富なプロフェッショナルとマッチングできる、クラウドソーシングサイトです。 登録イラストレーターは8万4,000人以上(2023年8月時点)で、チラシや冊子の挿絵から企業向けのオリジナルキャラクターまで、多岐にわたるイラストが依頼できます。
サイト内では、プロジェクト形式で気に入った提案者と仕事を進める方法と、コンペ形式で完成したイラストから選ぶ方式があります。 ポートフォリオに多くの制作実績を登録できるため、制作実績をよくみて選べるのもメリットです。
サービスの特徴
- 登録イラストレーター数はココナラと同規模の8万人越え
- 似顔絵・アイコン制作・イラスト制作の3万~5万円(公式サイト発表)
- 発注金額に対し、システム手数料5.5%がかかる
8.クラウドワークス
クラウドワークスは、ランサーズと並ぶクラウドソーシングの大手サイトで、470万人のフリーランスと76万社の企業が利用するサイトです。 SNS用の可愛いアイコンからビジネス向けの専門的なイラストまで、多岐にわたる要望に対応できるのが強みです。 ランサーズと同様に、プロジェクト形式では、気に入った提案者と仕事を進めるプロジェクト形式と、提案されたイラストから選ぶコンペ形式で依頼ができます。 依頼料金の相場は、1枚あたり3万円~とされていますが、最低価格は特に決められておらず、安価での依頼も多数存在しています。
サービスの特徴
- 直感的にわかりやすいサイトデザイン
- 登録イラストレーター数は6万人以上(2023年8月時点)
- システム手数料がかかる
初めてイラストを依頼する前に準備すること
イラストレーターとのやり取りの前に、事前に質問事項をまとめておくことをおすすめします。 次のステップに沿って、イラストの用途やイメージ、予算などを明確にしましょう。
1.イラストの用途(何に使うか)
まずは、何のためのイラストを依頼するのかをはっきりさせます。 SNSのアイコン、サムネイル、ブログのヘッダーなど、用途を明示的にすることで、依頼の際にサイズやフォーマットを適切に指定できます。 また、キャラクターの表情や背景の有無、使用する色の希望などの希望があれば、イメージを固めておきましょう。
2.商用利用・二次利用をする予定はあるか
イラストを依頼する際には、関連する権利について理解しておくことが大切です。
まず、著作権はイラスト制作者が自動的にもつもので、依頼者が作品を購入したからといって、その著作権が自動的に移転するわけではありません。 また二次使用とは、依頼時(販売または購入したとき)に定めた用途以外の別の形で使用することを指します。 商用利用は、商品やサービスの宣伝・販売等、営利目的で作品を利用することです。
商用利用・二次利用・著作権譲渡などのは、費用や権利に影響し、通常の料金より高くなることが多いです。 どのような利用をする予定なのかを整理し、依頼内容として固めておきましょう。
3.作品は実績として公開されるのか
イラストレーターは、制作した作品をポートフォリオやSNSでシェアすることで、自らのスキルや実績をアピールすることができます。 そのため、公開OKという条件下だと、引き受けてもらいやすくなったり、少し料金がお得になったりする場合もあります。
しかし、秘密保持やブランディングの戦略など様々な理由で、非公開を希望する人も、少なくありません。 あらかじめ公開に関する取り決めを明確にし、その上で依頼を進めるようにしましょう。
4.イラストのイメージ
具体的な希望がある場合は、テンプレートを活用すると、忘れずに必要な情報を伝えることができます。 特に、人物やキャラクターを中心としたイラストを依頼する場合、以下の項目を参考に情報を整理してみましょう。
5.修正の回数
イラストを依頼する際には、修正できる回数を事前に確認しておくと安心です。 例えば、「Skeb」や「プロンプトン」では、初回のリクエスト後には納品されるシンプルな形式のため、依頼連絡の修正は受け付けていません。
また、ラフ案をもとに何度か修正を経て完成させるタイプのイラストレーターでも、「修正●回まで無料」「●回以上は有料」といった修正ポリシーを設けている人もいます。
依頼前にこれらをしっかりと確認し、予算と期待値を調整しておけば、「もっとこうしておけば良かった」という失敗を避けられるでしょう。
6.イラストの大きさ(サイズ)
イラストのサイズは、用途によって異なります。 例えば、SNSのアイコンで使用する場合、一般的には500px × 500px 程度が一般的ですが、ポスターやパンフレットに使用する場合、大きなサイズのイラストが必要になります。
以下の表は、一般的なイラストの用途と推奨サイズですので、参考にしてみてください。
- SNSアイコン:500px × 500px
- サイトのヘッダー画像:1920px × 1080px
- パンフレット(A4/300dpi):2480px × 3508px
- ポスター(B2/300dpi):6083px × 8598px
7.イラストのファイル形式(フォーマット)
依頼する際に、どのような形式で納品してほしいか明記すると、後々の手間を省くことができます。 また、特にフォーマットにこだわりがない場合でも、利用目的を伝えると、イラストレーターが最適なフォーマットで提供してくれることが多いです。
- Webサイト・SNS : JPEG, PNG
- 印刷物(フライヤー、ポスター): TIFF, AI
- 動画内での使用 : PNG(透過背景)
- 編集が必要な場合 : PSD, AI
【宣伝】初めてのイラスト依頼は、AIイラスト依頼サイト「プロンプトン」がおすすめ
プロンプトンとは
プロンプトンは、AI技術を活用してユーザーの要望に合わせたオリジナルのイラストを生成する依頼サイトです。 AI技術を得意とするクリエーターが集まっており、実写に近いものからアニメ調まで、高品質なAIイラストが揃っています。
プロンプトンが依頼初心者に優しいポイント
初めてイラストを依頼する方は、コストや著作権の取り扱い、商用利用の可否など、様々な点で不安を抱えることが多いです。 そんな中、プロンプトンは初心者の方々にとって、非常に利用しやすいサービスを提供しています。
- 低価格から依頼OK!無償(無料)リクエストもあり
- プラン毎に「著作権の譲渡」「商用利用OK」などが明示されていてわかりやすい
- 高品質なイラストが低価格で手に入れられる
プロンプトンの依頼の流れ
- クリエイターにリクエストを送る 内容とプランを確認し、リクエストを送信します。 何を描いてほしいか、どのくらいのサイズがいいかなどを具体的に書いて送りましょう。 この段階ではまだ決済は発生しません。
注意点として、プロンプトンにはメッセージ機能がないため、質問をしたり、追加の指示を後から送ったりすることはできません。 リクエスト時に全ての情報を正確に伝えるよう心掛けてください。
クリエイターがリクエストを承諾する リクエストを送信したら、クリエイターからの承諾を待ちます。リクエストが承諾されると、決済が行われます。 8日経過してもクリエイターからの承諾がない場合は、リクエストは自動的にキャンセルとなります。
クリエイターから作品が納品される クリエイターごとに制作ペースや作業スタイルが異なるため、納品時期にはばらつきがあります。 数日で納品されることもあれば1ヶ月近くかかることもあり、様々です。 プランに参考納期が記載されているプランを選択するか、納期に余裕をもってリクエストしていただくと安心です。
まとめ
特にイラストの依頼が初めての方は、多くの不安や疑問を感じることが多いです。 どのイラストレーターに依頼するか、費用はどれくらいかかるのか、完成したイラストが自分のイメージと合致するか、など。 しかし、初心者でも依頼しやすいサービスや、依頼の手順を知っておくと、トラブルを避けられるかもしれません。 今回紹介したサイトや依頼のポイントを参考にして、理想のイラストを手に入れてくださいね。
この記事を書いた人
生駒みさき(folia)
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